切手好きの切手買取体験

あきれられるだろうが、鈴木雅明指揮のバッハ・コレギウム・ジャパンのコンサートを聴くのは初めて。一度聴いただけで感想を書くのはおこがましいかもしれない。おまけにバッハのミサ曲ロ短調を聴くのも5年ぶり、生涯二度目。それで何がわかるのか、という問いに自信を持って答えられない。ただ、5年前に聴いたヨス・ファン・フェルトホーヴェン指揮オランダ・バッハ協会合唱団&管弦楽団がとても温かく人間的な演奏だったことは、歳月が流れても鮮明に記憶に残っている。

さて、今夜のバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏はどう感じたのか。一言で言うと、「バカラのクリスタルのように磨かれ洗練された美しいバッハだが、その冷たい触感とよそよそしさに、喜びはあまり感じられなかった。」というもの。

バッハ・コレギウム・ジャパンと鈴木雅明は、合唱もソリストも古楽器オーケストラも、完璧というゴールを目指しているように思える。ハーモニーやピッチ、イントネーションやアーテイキュレーションの正確さは、確かにレベルが高いと思う。合唱の透明感、オーケストラの正確さ、誠実な演奏ぶりは印象的だった。ただホルン(オリヴィエ・ピコン)と3本のバロック・トランペットはあまり調子が良くなかったが。