古本を高く売るために

TVのCFを眺めてると、お芝居だとすぐわかる。タモリや竹中直人が消費者金融を利用してると思えないし、松たか子や松下由樹が、スーパーに並んでるパンを食べてるような気もしない。演じる側も観る側も、単なるイメージと割り切ってるから、そこで問題が発生しても、タレントが責められることがないお約束。

ほしのあきや熊田曜子、小森純やピースの綾部、深く考えずに小遣い稼ぎ。ところがCFと決定的に違うのは、予め広告と伝えてないこと。タレントのブログを読む人は、演じてない素の面を知りたいから。何を書いても自由だけど、嘘を付いたらすべて自分で引き受けざるを得ない。広告塔でなく詐欺の共同正犯。

美味しい話には裏がある。普通の人ならすぐわかるけど、泡銭を得ても怪しまない商売だから、言われるままに巻き込まれたんだろうね。目先の金に眼が眩んだ天罰は受けるとしても、芸能人全体の信用を失墜させた自覚はあるか。これから本気で想いを吐き出しても、裏があるかと勘繰られる仲間が増えるかも。

浮き草稼業だからこそ、守らなきゃならない一線がある。TV画面に映る虚像を長持ちさせるには、謙虚で正直な実像が必要。自分たちが世間知らずと気付いてるなら、周囲の人に相談し、社会的に葬り去られないように用心しないと。私たちも虚像に惑わされず操られないためには、自分の目で観て自分の頭で考えないと。