リフォームすると得すること

佐藤弘和さんとのお付き合いは10年位前からだったでしょうか。
勿論、共通の友人、知人は多いですから、それ以前にも幾度かはお目にかかっておりますが、ご挨拶程度でしたので、業界の仲間というお付き合いでした。

20年ほど前でしょうか、私はある劇団の音楽監督の仕事を幾度か受けておりまして、そうしたイベントや、その関係からの「詩の朗読」に音楽を付ける仕事などを受けたりしておりました。
詩の朗読に生演奏に音楽を付けるという事は、意外に技術と熟練が必要なのです。
というのは、そうしたBGMでは「頭を揃える」のは容易いのですが、「終わりを揃える」のは非常に難しい。
歌の伴奏であれば、詩と音楽は合わせて作られますから、頭も終わりも合うのですが、詩の朗読はその時の朗読者の気分で速度や間が変わりますので、終わりを揃えるのは難しいのです。
朗読の進み具合を「グラフのように」見ながら、音楽の進行具合と合わせていきます。
理想は、朗読が終わり、少しだけ音楽が後から終了するというタイミングです。

その速度を自分の弾いている譜面と照らし合わせながら進むのですが、速度の変更や多少の間で合わせられる範囲なのか、あるフレーズの繰り返しを差し込む必要があるのか、あるいは一部端折る必要があるのか、本番での瞬時の判断が必要な高度な技術と慣れが必要なのです。