浦安の印鑑屋

航空運輸に纏わる法基準、それに伴う各種既定や倫理基準等などは、
一般的に捉えられているものとはかけ離れているもの・・って所を先ず認識しないと。

「巡航時はオートパイロットだから問題ない」とか、
「もう一人のPが操縦に専念してるから問題ない」なんていう次元の話じゃないんだな。

『事実上殆ど影響はない』ってことと、『倫理的な既定として問題あり』ってことを
分けて捉えねばならないのであって・・。

かつての時代、機長が運行上相応の条件を満たした上で特段の問題なしと判断した場合、
巡航時に乗客を操縦室に招き入れていた・・ってことがあった。

ところが、国内では確かANA機ハイジャック事件にて機長が刺殺されたことを受けて
以後飛行中は勿論のこと、地上でも如何なる場合に関係なく操縦室には部外者の入室を
一切禁止する旨の既定に変わったはずだし、世界的に厳しい既定として広がったのは
やはり9・11テロの発生を受けてのこと。

安全基準や倫理規定等はハード・ソフト面問わず、長い航空安全の歴史の中で
各種の事例を教訓に、逐次再構築されながら今に至っている・・
ということを理解するなら、「問題でもあるのか?」なんていう稚拙な発想にはならないはずで。

簡単に言っちゃえば、鉄道にせよバスにせよ、旅客運輸というやつは
乗客の命を預かりながら、どこまでも安全に・・が大原則なんであって、
そこに「厳格な使命感と伴う業務内容」がセットになって初めて完遂されるもの。