はんこ屋が語る実印の重要性

アメリカ映画で『プライマリー・カラー』(邦題『パーフェクト・カップル』)というのがある。
ビル・クリントンをモデルに制作された映画で、主役を演じたジョン・トラボルタは、ホワイトハウスに招待され、クリントン大統領に会っている。

映画は原題の通り、予備選挙が舞台だが、演説のシーンも出てくるのでクリントンの政策もわかる(民主党中道派、DLC、「第三の道」)。

ニューヨークの図書館でデクレシア(失読症)の人のための識字学級の訪問のシーン(教育が「機会」を拡大する)。

港町ポーツマスの民主党集会での演説のシーン(「ポスト工業社会」への対応)。
またクリントンは「グレイト・コミュニュケイター」と呼ばれたが、これは映画の冒頭の握手のシーンで描かれている。

ヴェーバーの『職業としての政治』には「ザッヘの献身」という言葉が出てくるが、
この映画は、クリントンにとっての「ザッヘ」(事)が、底辺で働く庶民が報われるアメリカをつくること、そのような「変革」(チェンジ)であることとして描かれている(ハンバーガーショップのシーン)。

ヴェーバーは政治家の条件として、「責任感」「判断力」と並べて、まず「情熱」をあげている。
ヴェーバーにおいては、この「情熱」は「ザッヘへの献身」から出てくる、と考えられているようだ。

ドイツ語で「情熱」は「ライデンシャフト」であるが、この語は、「情熱」だけでなく、「苦悩」も意味する。つまりヴェーバーが言う「情熱」とは、「苦悩」をともなうような「情熱」なのだ。
ハンバーガー・ショップのシーンではまさに、これが出てくる。